今回は京都選出の参議院議員・西田昌司(にしだ しょうじ)氏について深掘りします。
- プロフィールと人柄
- 「ひめゆり」発言で炎上したワケ
- 北陸新幹線をめぐる「おこがましい」発言と軟化の背景
- 政治資金をめぐる不祥事疑惑
- SNSでの評判と落選運動の現状
――これらのキーワードをすべて盛り込み、分かりやすく整理しました。
1. プロフィール:保守色の強い“京都の論客”

項目 | 内容 |
---|---|
生年月日 | 1958年9月8日(66歳) |
出身地 | 京都市山科区 |
経歴 | 京都府議→2007年参院初当選(自民/京都) 税制調査会・財政金融委員長など要職を歴任 |
主な政策 | 消費税減税・積極財政/保守的な歴史観 |
一言でいえば「財政タカ派 × 歴史保守」。テレビ討論では歯に衣着せぬ物言いで知られ、コアな支持層を持つ一方、発言がたびたび炎上します。
2. 人柄:義理人情に厚い?それとも“上から目線”?
✔️ 長所とされる点
- 後援会や地元企業には気さくで面倒見が良いという評価。
- 税務署勤務経験ゆえ「庶民感覚がある」との声も。
⚠️ 指摘される短所
- 討論番組などでの“論破”姿勢から「上から目線」「相手への配慮不足」と批判されがち。
- 結果として、支持層は熱烈・アンチも根強いという両極型の評判になっています。
3. 不祥事:政治資金“411万円裏金”疑惑

自民党安倍派のパーティー券キックバック問題で、計411万円の資金還流を政治資金収支報告書に記載していなかったと報じられました。
さらに、後援会を「その他政治団体」に区分し、1億円超を移動させた手法が「事実上の裏金」と地元紙に批判されています。
本人は「秘書が独自にやった」と釈明しましたが、政治倫理審査会でも説明責任を果たし切れず、SNSでは「#裏金議員」のハッシュタグが拡散しました。
4. 「ひめゆりは歴史の書き換え」発言で大炎上
2025年5月、那覇市の講演会で、沖縄戦の学徒隊を追悼する『ひめゆりの塔』の展示を「歴史の書き換え」と発言。
地元メディアや遺族会が強く反発し、全国的な批判に発展しました。
SNSでは「歴史修正主義」と炎上し、参院選投票日には落選運動がトレンド入り
本人は「一方的に批判された」と弁明していますが、火消しには至っていません。

5. 北陸新幹線「おこがましい」発言と“軟化”の理由
発言の経緯

- 京都延伸ルート(小浜京都ルート)推進派の西田氏は、2024年末の会合で 「京都が金沢まで乗り入れを望むのはおこがましい」と発言。地元経済界が猛反発。
なぜ軟化?

- 2025年春、選挙が近づくにつれ、「地元の声を尊重する」と態度を軟化。
- 京都新聞は「大阪万博・国の支援枠をにらんだ現実路線転換」と分析しています。
- SNSでは「選挙目当ての掌返し」と冷ややかな声も。
6. SNSでの評判:賛否が極端に割れる“炎上系議員”
プラットフォーム | 主な声 |
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X(旧Twitter) | 「歯切れがいい」「裏金議員は信用できない」など賛否両論 |
YouTube | 政治系チャンネル出演で保守層から支持を集める一方、ひめゆり発言動画には低評価が集中 |
活用薄。選挙期間のみ更新で「広報が下手」との指摘も |
「京都を地盤にする保守論客」として根強い支持者がいる一方、発言炎上 → SNSで拡散 → 落選運動という負のスパイラルをたびたび繰り返しています。
まとめ:論客ゆえの発言力、でも説明責任は必須
西田昌司氏は**“歯に衣着せぬ保守論客”**として一定の支持を集める一方で、
- 裏金疑惑など政治資金問題
- 歴史認識をめぐる炎上発言
- 地元インフラでの発言撤回
といった課題を抱えています。
強い言葉は力を持つ分、誤れば大きなリスクにもなる――。
今後、西田氏がどこまで説明責任を果たし、発言に裏打ちされた政策実現で信頼を取り戻せるかが注目されます。


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